Popcorn older than cinema!

さて、今回の BBC Learning English の Words in the News のタイトルは、Popcorn older than cinema! 。


このところ、タイトルの解説が続いているのだが、今回もやっておこう。


直訳すれば、「映画(館)より古いポップコーン」だが、記事の内容は、ペルー北部で発見されたトウモロコシの穂軸の検査から、6,700年前には、ポップコーンが食べられていたのではないかということ。


なぜ映画(館)かということ。


それは、ポップコーンと言えば、映画館だから。


ただ、それだけ。


例えば、こんな説明がある。

「映画のお供」ポップコーンの販売を禁止、イギリスで新しい流れ。


米国で映画館に行くと、必ず売られているスナックといえばポップコーン。バター味のオイル(あくまで本物の溶かしバターじゃないのがミソ)や、各種シーズニングのパウダーがカウンターの横においてあり、それを自分でふりかけて味を調節することも可能です。

それにしても、その量といったら小袋サイズでも日本人の目にはとても大きく感じられ、さらにバケツのような大きな容器だって存在します……。コレを本当に映画を観ている間に全部食べちゃう人がいるから恐ろしいです。

映画館でポップコーンが売られるようになったのは1930年代頃から。ニューヨークで売られるようになったのが始まりだと言われています。そして時を経て、今では映画鑑賞になくてはならない存在となったのは、皆さんもご存知のとおりです。

ところが、この伝統的スナックが英国の映画館では次第に消えつつあると言います。英国人のヘルシー志向が進むにつれ、観客のポップコーン離れが進んでいるそうで、近年映画館での売り上げは下がる一方。さらにポップコーンの独特な匂いに対して苦情を言う人も増えてきたため、多くの映画館経営者が、劇場でのポップコーン禁止方針を打ち出しているのです。


というわけで、記事の最後の一文がきいてくるのである。


「映画のない時代に、いつ食べられていたのかは、さらに一層明らかでない。」