王家の男児に次は何が?

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━━[概要]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ケンブリッジ公爵夫人が、男児を出産した。イギリスの歴史で初めて、
王家の子供が男児であっても女児であっても、違いがなくなった。- この
赤ん坊は、王位継承順位が3番目になる。しかし、新しい法律は、特にこ
の赤ん坊のために変えられたのだが、試されることはないだろう。


 Reporter: Luisa Baldini


━━[語句の説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 in the public eye
  多くの人々によく知られた、公衆の目の前で


 gave little away
  誰にも何の情報も言わなかった、ほとんど表に出さなかった


 succession
  人が他の人から自動的に地位を受け継ぐプロセス、継承、相続


 upbringing
  子供が両親からどのように扱われ教育されるか、養育、しつけ


 monarch
  国王や女王のような国家の長、君主


 problematic
  問題を引き起こす、問題のある


 diminished
  減じた、減少した


 speculation
  確かな情報もなく何が起こるか推測すること、推論、憶測


 broke with tradition
  普通されることと違うことをした、伝統を破った、これまでの慣習を
破った


 restraint
  ある仕方で感情を表したり行動したりするのを抑制する、抑制、自制


━━[テキスト]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 王家の男児に次は何が?


 世間の注目を集めた妊娠だった。カメラから逃れることはできなかった。
また、ケンブリッジ公爵夫人のとしての王族の公務は、最後の数週間まで
続けられた。彼女はどこに行っても、赤ん坊についての贈り物や質問や話
がされた。彼女は、ほとんど情報を伝えなかった。


 曽祖母の在位 61周年であり、祖父と父親が、王位継承者として前にい
るので、公爵夫妻の息子が国王になるには、しばらく時間があるだろう。


 スザンナ・リップスコム、歴史家:

 それは、今後数年の本質的な問題ね、養育期、幼年期、この段階に彼に
染込ませた性格と価値観とが。それが、イギリス国民が自分たちの君主を
どう見るかを決定するでしょう。


 過去には、王族の誕生の発表には決まりがあった。多くが変えられた。
ウィリアム王子がセント・メアリー病院で産まれたとき、父親はメディア
にこう語った。


 Reporter: ダイアナ妃はどうですか?
 Prince Charles: いたって元気だよ。素晴らしいよ。
 Reporter: 非常に痛みを伴った経験だったのでは?
 Prince Charles: 君は赤ちゃんを産んだことは?
 Reporter: いえ、まだ。
 Prince Charles: 産んでみたら分かるよ!


 そして、そのすぐ後、新しい王子は、病院のステップ(階段)に現れた。
彼の養育法は、これまでと異なる、それほど堅苦しくないだろうことは、
明らかだった。ウィリアムは、今、妻と子供を守ろうという気持ちがとて
も強いだろうが、一般の人々やメディアの関心の度合いを抑えられるかど
うかが、次第に問題となっていくだろう。


 ケンブリッジ公爵夫人の子供時代の思い出は、田舎のバークシャーで家
族の強い絆で結ばれている。王家の生活も、その絆を弱めたようには思え
ない。さらに出産後、公爵夫人は、数週間、里の母の元に戻るという憶測
もある。


 ウィリアムの子供時代は、伝統を打ち破ってきた。王家の基準から見れ
ば、より大きな自由があった。もっと普通で、抑制は少なかった。彼は、
息子、いつか国王になる小さな男児にも同じことを望んでいるようだ。


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