カイザー・バルバロッサ(赤髭王)

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     DW でドイツ語を学ぶ - 第307回 22. November 2011
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 このシリーズは、DW-WORLD.DE - Deutschkurse - Deutsch XXL -
Deutsch Aktuell - Top-Thema mit Vokabelnのテキストと解説を日本語に
したものです。


 テキストは以下のページにあります。テキストの音声も聞くことができ
ます。


 今日のテキスト
 http://www.dw-world.de/dw/article/0,,15545830,00.html


━━[語句の説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 Barbarossa (イタリア語) – 赤ひげ;赤いひげの男、バルバロッサ


 Sage, die – 古代の英雄の物語、史実ではない、伝説、神話


 etwas einen – 何かを結び付ける、一つにする


 Mittelalter, das – 紀元 500年から 紀元 1500年の間の時代、中


 über ein Land herrschen – 国を統治する、国を支配する


 Heiliges Römisches Reich Deutscher Nation, das – およそ
962年から 1806年までドイツ皇帝が支配した領土の正式の名称、神聖ロ
ーマ帝国


 jemanden verehren – 人を崇める、称賛する、尊敬する


 Landesfürst/Landesfürstin, der/die – 国の一部を支配する人、
侯爵


 sich erstrecken – 広がる、伸びる、ある場所から別の場所に達す
る、


 Kreuzzug, der – 中世にキリスト教徒によって起こされた戦争、十
字軍


 Volksglauben, der – 現実とは何の関係もない人間の観念/考え、民
間信仰


 Denkmal, das – ここでは、人や物を思い起こさせる建造物、記念碑、
遺跡


 Staufer, die (複数) – 王朝の名、君主の一族、シュタウファー朝


 Amtsantritt, der – 役所で働き始める時点、就任


 jemanden bedrohen – 人を不安にする、人生を不確かなものにする、
脅す、脅かす


 Sehnsucht, die – 何かや人への強い願望、憧れ


 etwas ausschmücken – ここでは、何かを以前そうであったより美し
くよくする、飾る、装飾する


 von etwas profitieren – 何かを通して利益を得る、恩恵を受ける


 sich verewigen lassen – ここでは、芸術作品に描き、それによっ
て不滅のものにする、永遠化する


━━[テキスト試訳]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 カイザー・バルバロッサ(赤髭王)


 神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世は、人気があった。バルバロッサ(赤
髭)として、死後一層有名になった。伝説によれば、彼は、チューリンゲ
ンの山で眠っており、相応しい時が再び来れば、ドイツを統一すると信じ
られていた。



 中世、まだドイツが存在しない時代に、フリードリヒ1世は、神聖ロー
マ帝国を支配した。皇帝は、赤い髭のために、バルバロッサ、あるいはロ
ートバルトと呼ばれたが、中世で最も偉大な皇帝として尊敬される。彼は、
北海沿岸からシチリア島まで広がる広大な領土を支配し、公爵たちをまと
め、平和を保った。


 いつどこでバルバロッサが生まれたか、知られていない。しかし、彼は、
十字軍遠征の間、1190年に今日のトルコ南部で溺死したことは確かであ
る。しかし、民間信仰では、彼は、さらに生き続け、伝説によれば、今日
もまだ、チューリンゲンの山、キフホイザーに眠っている。ここには、
19世紀の終わり、彼のために大きな記念碑が建てられた。しかし、なぜ、
人々は、これほどまでバルバロッサに魅了されるのか?


 キフホイザー記念碑の館長、ラルフ・レジャーは、こう説明する。「フ
リードリヒ1世の就任と彼の孫フリードリヒ2世との間のシュタウファー
朝の時代、1152年から 1250年の間の 100年は、民衆にとって、比較的
平和で幸運な時代だった。」その後、戦争と病気が人々を脅かした。この
困難な時代、シュタウファー朝への憧れが、再び強くなっていった。


 それから、時の経過とともに、バルバロッサという人物やその生涯を、
詩人たちが、次第に美しく飾っていった。19世紀の終わりに、バルバロ
ッサへの尊敬は、頂点に達した。1871年に、ドイツ帝国を創設した皇帝
ウィルヘルム1世は、彼の栄光から恩恵を得ようと、彼をその記念碑で不
滅の業績を記念した。


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