標準ドイツ語を常に話さなければならないわけではない

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     DW でドイツ語を学ぶ - 第297回 18. Oktober 2011
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 このシリーズは、DW-WORLD.DE - Deutschkurse - Deutsch XXL -
Deutsch Aktuell - Top-Thema mit Vokabelnのテキストと解説を日本語に
したものです。


 テキストは以下のページにあります。テキストの音声も聞くことができ
ます。


 今日のテキスト
 http://www.dw-world.de/dw/article/0,,15466511,00.html


━━[語句の説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 Hochdeutsch, das – 地域を越えたドイツ語の形、学校で教えられメ
ディアで話されるドイツ語、標準ドイツ語、高地ドイツ語


 Dialekt, der – 特定の地域で話されている高地ドイツ語とは異なる
言語の形式、方言


 aussterben – ここでは、もう必要とされない、消える、少なくなる、
消滅する


 Kölsch, das – ここでは、ケルン方言、(ケルンで醸造されるビール
のことも)、ケルシュ


 för uns kölsche Sproch (ケルン方言) – 私たちのためのケルン方


 Semester, das – 学期、ゼメスター(1学年には、2学期、冬期と
夏期がある)


 Abitur, das – ドイツで最も高い卒業資格、大学で学ぶための資格が
得られる、アビトゥーア


 mit etwas Bescheid wissen – 正しい、何かの情報を知っている、
よく知っている


 Globalisierung, die – 世界中とのコミュニケーションや繋がりが
ある現代の現象、グローバリゼーション


 Sprachforschungsinstitut, das – 言語が研究されている学問的
施設、言語研究所


 Rheinland, das – ライン川中流から下流の地域、ライン方言も話さ
れている、ラインラント


 auf etwas hinweisen – 指摘する、注意を向けるようにする


 AG, die – ここでは、Arbeitsgruppe の短縮、生徒たちが自由意志
で参加する作業グループ


 etwas fällt auseinander – 何かが消える、少なくなる、なくなる、
瓦解する、崩壊する


 es heißt – …ということだ、らしい


 Wat fott es, es fott. (ケルン方言) – 成句・慣用句:なくなっ
たものはない、何かがなくなると永久にない


━━[テキスト試訳]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 標準ドイツ語を常に話さなければならないわけではない


 ドイツの方言は、次第に消滅している。ケルンのあるアカデミーが、そ
れに対してあることを行っている。1983年から、その機関は、ケルシュ
のコースを開講している。- それは、ビールのことではない。



 アカデミーのベルント・ハムビュッヘン博士の講座「私たちのためのケ
ルン方言」には、ビジネスマンや学生と並んで、年配の女性が座っている。
参加者には、皆共通点がある。ケルシュ - ケルン方言が楽しみである。
望む人は、誰でも二学期終了後、能力検定試験を受け、「ケルシュ・アビ
トゥーア」を得ることができる。


 ハムビュッヘン博士は、誰でもケルシュを学ぶことができると語り、ど
のようであるかを説明する。「上手に 'L' を話さなければならない。よ
い 'ääääi'、さらに 'sch' と 'ch' との違いが、本当は、それほど分
かっているわけではない。」彼は、ほとんどの人は、ケルンでもっとよく
話ができるように、ケルシュを学んでいると思っている。


 アカデミーの学長ハンス=ゲオルク・ベグナーは、別の見解を持ってい
る。ベグナーは、グローバリゼーションの時代、人々は、これまで以上に、
故郷との繋がりを求めている、と思っている。ゲオルク・コルネリッセン
博士は、ラインラントの言語研究所で働いているが、この見解を支持する。
しかし、彼は、ドイツの方言は、次第に話されなくなっているとも指摘す
る。特に、北ドイツでは、多くがほとんど消滅してしまった。


 ケルシュの言語を救うために、アカデミーは、「ケルシュ-AG」をケル
ンの学校に組織してもいる。ベグナーは語る。「私たちは、そうしたプロ
グラムで、ケルシュを生き延びさせたい。そうでなければ、私たちの方言
は、消えてなくなってしまう。」ケルンでは、すなわち「一度なくなると
永遠になくなってしまう」そうだ。


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