クラフトヴェルク:大衆の電子音楽

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      DW でドイツ語を学ぶ - 第267回 24. Juni 2011
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 このシリーズは、DW-WORLD.DE - Deutschkurse - Deutsch XXL -
Deutsch Aktuell - Top-Thema mit Vokabelnのテキストと解説を日本語に
したものです。


 テキストは以下のページにあります。テキストの音声も聞くことができ
ます。


 今日のテキスト
 http://www.dw-world.de/dw/article/0,,15182713,00.html


━━[語句の説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 Volksmusik, die – 多くの人が気に入るような簡単な伝統的な音楽、
民族音楽、民謡


 Band, die (英語から) – 音楽グループ、バンド


 Duo, das – 2人の芸術家でなるグループ、デュオ


 unnahbar – 不快な、人が誰かと接触したくない、近寄りがたい


 sich … geben – ある特定の仕方で行動する、動く


 kopieren – ここでは、模倣する、コピーする


 kitschig – ここでは、愛や感情、自然に関して単純な言葉で話す、し
ばしば否定的に使われる、安っぽい、くだらない


 von etwas ablenken – もう何かに集中しないようにする、何かから
そらす


 etwas ersetzen – 何かの場所を取る、後を継ぐ、取って代わる


 Schlagzeug, das – それを打つ楽器、パーカッション、太鼓、ドラム


 Drumcomputer, der (英語から) – 打楽器の音を電子的に出す機械、
ドラムマシン


 Sound, der (英語から) – 何かが鳴り響くその仕方、音、サウンド


 etwas klingt – 何かが聞こえる、鳴り響く


 monoton – 何かが絶えず繰り返される、単調な


 Hinweisschild, das – 何かを警告したり情報を伝えたりする看板、
情報板、掲示


 Zeitalter, das – 世界の歴史の長い時の流れ、年代、時代


 Auftritt, der – 公演、舞台、ここでは、コンサート


 Roboter, der – 特定の仕事ができる機械、ロボット、自動装置


 Tournee, die (フランス語から) – ここでは、バンドやミュージシ
ャンが、そこで演奏をするために様々な場所に行く旅、(コンサート)ツ
アー


━━[テキスト試訳]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 クラフトヴェルク:大衆の電子音楽


 音楽ファンであろうと音楽家であろうと - 世界中で、ドイツのバンド、
クラフトヴェルク(クラフトワーク)を知らない人は、ほとんどいないだろ
う。しかし、それに反して、デュッセルドルフ出身のそのデュオの音楽が
どのように発展してきたかを知っている人は、ほんのわずかしかいない。



 クラフトヴェルクというバンドがなければ、ダンスの電子音楽は、考え
られないだろう。そのミュージシャンたちが音楽と結びつけたその考えは、
ほとんどの人には知られていない。すなわち、初めから、クラフトヴェル
ケは、秘密に満ち、人を寄せ付けないところがあった。


 第2次大戦後、ドイツの大衆音楽は、アングロ・アメリカの音楽をコピ
ーしたり、安っぽいテキストで過去から目をそらしたりしようとした。ラ
ルフ・ヒュッターとフロリアン・シュナイダーは、新しい現代の大衆音楽
を作り出したいと思い、1969年に、デュオ、クラフトヴェルクを創設した。
どの「自然な」楽器も、彼らは、電子楽器に置き換えた。本物の打楽器の
代わりに、彼らは、初めてドラムマシンを使った。- 彼ら自身の発明であ
った。それで、今日では、世界中で、電子音楽が作り出されている。


 何よりも、彼らの3番目のアルバム「アウトバーン」で、クラフトヴェ
ルクの典型的な音が聞ける。音楽は、単調に鳴り響く。そして、絶えず繰
り返される。単純なテキストは、看板に書かれた文章を思い起こさせる。
「この音楽は、一種の未来の音楽である。」と、ヒュッターは、その音楽
の目的を説明する。しかし、音楽だけでなく、二人のデュッセルドルフ
まれのコンサートも、時間とともに、次第に芸術的になっていった。彼ら
は、赤黒い衣装を着て、ロボットのように動いた。遂には、ロボットの人
物は、本当のバンドのメンバーにさえなった。


 2009年にフロリアン・シュナイダーは、クラフトヴェルクを離れた。そ
れ以来、ラルフ・ヒュッターは、一人でツアーを行っている。彼は、今、
クラフトヴェルクでの彼の名前を変えようと考えている。以前、粉屋をミ
ューラーとも、靴屋はシュスターと呼んだように。この名前の変更は、自
らを常に機械人間として示してきた人に起こる。


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