アンネ・フランク - 後ろの家に潜む
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DW でドイツ語を学ぶ - 第71回 03. Juli 2009
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このシリーズは、DW-WORLD.DE - Deutschkurse - Deutsch XXL -
Deutsch Aktuell - Top-Thema mit Vokabelnのテキストと解説を日本語
にしたものです。
テキストは以下のページにあります。テキストの音声も聞くことができ
ます。
今日のテキスト
http://www.dw-world.de/dw/article/0,,4450477,00.html
今回の練習問題 -
━━[語句の説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
etwas nicht überleben – ここでは、何かのために死ぬ、生き延びない
Nazi- – 独裁者ヒトラー(1933-1945)に関係する、ナチ党員
Terror, der – ここでは、暴力で目的を達成する政治、テロ(リズム)、
恐怖政治
Tagebuch, das – 人が考えや体験を書く本、日記
etwas zählt zu etwas – 何かに属する、何かの一つ(一人)とみなす
weltweit – 世界中に、世界的な
verborgen – ひそかな、秘密の、一目につかない
auf engstem Raum – 非常に狭い場所で、非常に狭い空間に
Atmosphäre, die – ここでは、雰囲気、環境
angespannt – ここでは、容易に争いになること、緊張した、緊迫した
Verbündete, der/die – 信頼している人、ここでは、友人、同盟者
etwas notieren – 書き留める、メモする
etwas klingt … – 何かが聞こえる、響く
Zelle, die – ここでは、人が人を閉じ込める刑務所の小さな部屋、独
房
Konzentrationslager, das – 国家社会主義者たちが非常に多くの人を
捕え殺害した収容所、(ナチスの)強制収容所
Isolation, die – 人が外部とまったく接触できないという事実、孤立、
孤独、隔離
deportieren – ここでは、多くの人を列車で強制収容所に運ぶこと、
強制的に移送する、追放する
umsonst – ここでは、意味(目的)もなく、無益に、無駄に
fortleben – 生き続ける
━━[テキスト試訳]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アンネ・フランク - 後ろの家に潜む
ユダヤ人の娘アンネ・フランクは、有名な作家になりたかった。しかし、
彼女は、ナチの恐怖政治を生き延びることはできなかった。にもかかわら
ず、彼女は有名になった。彼女の日記は、世界のベストセラーの一つに数
えられている。
1942年6月12日、アンネ・フランクは、13歳の誕生日に日記帳をプ
レゼントにもらった。その日記は、後に、彼女を世界的に有名にした。そ
の9年前に、ユダヤ人家族のフランクは、ナチスから逃れるためにドイツ
からアムステルダムに逃げた。しかし、1942年7月からは、ユダヤ人は、
そこでももう安全ではなくなった。アンネの父親のオットー・フランクは、
彼の秘書のミープ・ヒースと他に3人の従業員に助けを求めた。彼女らは、
フランク一家とその親しい家族のために隠れ場所をプリンセンフラハト通
り 263番地の後ろの家(Hinterhaus)に見つけた。入口は、書架の裏に隠
されていた。
アンネは、狭い空間にさらに7人と一緒に生活しなければならなかった。
状況は、次第に緊迫していった。日記は、アンネにとって最も大切な友人
となった。1942年から 1944年の間、アンネは、日記に、一人の若い娘の
考えや希望、不安などを書き留めた。それは、非常に大人びた響きがある。
「私は、安全でないことを知っている。だから、私には、独房や強制収容
所に入れられる不安がある」と彼女は書いている。
日記に書かれた話は、彼女の最初の長編小説になるはずであった。彼女
は、すでにタイトルも一つ付けていた。「後ろの家(Das Hinterhaus)」と
いうタイトルを。アンネ・フランクは、狭い部屋での孤独な日々の生活を
書き綴っていた。しかし、彼女と他の7人が、1944年8月に密告され強制
的に移送されたとき、その日記はアムステルダムに残された。アンネと姉
のマルゴットは、終戦の少し前 1945年5月ベルゲン・ベルゼン強制収容
所で死亡した。
その日記は、ミープ・ヒースに無事に届けられた。彼女は、それを読ま
ずにオットー・フランクに渡した。彼は、唯一人生き残った。彼は、娘の
その日記(メモ)を出版した。「私は、ほとんどの人のように、意味もな
く生きたくはない。 [...] 私は、死後も生き続けたい。」日記には、こ
う書かれている。プリンセンフラハト通り 263番地には、今日、アンネ・
フランクの家という博物館があって、その若い女性の作者のことを思い起
こさせる。
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