フランス人英語に対し抗議

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            第237回 Feb.09.2007
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━━[語句の説明]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 skirmish
  短い議論、小さな争い、こぜりあい


 a man of the right
  政治的見解がリベラル(自由主義的)や左翼と言うより保守的な人、右
(翼系)の人


 colonised
  ある地域や国が政治的に支配をされたという意味だが、ここでは、フ
ランス映画が政治的に支配されたという意味、植民地化した


 infiltrated
  非常に徐々に気がつかないうちに、それを変えたりあるいは傷つけさ
えしたりするために、何かの一部となった。- ここでは、英語がフランス
音楽の一部になったこと、浸透した


 enterprises
  会社、組織、企業


 impose
  他の人々に彼ら自身の方法や信念や考えを受け入れさせること、課す


 imperialists
  彼ら自身より貧しかったり弱かったりする他の地域や国々を政治的、
経済的、文化的に支配する国、帝国主義者


 creeping back
  ゆっくりと戻る、再び次第に姿を現すこと


 multi-nationals
  2ヶ国以上で操業している企業・会社、多国籍(企業)


 a huge blow
  大打撃、深い失望、大きな挫折


━━[テキスト試訳]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 フランス人英語に対し抗議


 最新のこぜり合いで、フランス語旅団を率いるのは、フランス議会議員
ジャック・ミヤルであった。右(翼)系の議員としては珍しく、彼に従って
戦闘に参加する軍は、新たにフランスのレジスタンスとして統一された、
労働組合員と言語圧力(フランス語擁護)団体である。敵は、英語である。
英語は、フランス映画を植民地化し、フランス音楽に浸透し、今やフラン
スの職場を征服しつつある。- e-メールすなはち 'le mail'や、インター
ネット(l'internet)のウェブ上(sur le web)においても、またニュース
(les news)においても。これらすべてのことを止めなければならない。ミ
ヤルは語る。


 JACQUES MIYAR(ジャック・ミヤル):


 これは極めて危険な事だと思う。なぜなら、私は、フランス語はフラン
スの精神だということを知っているから。フランスでビジネスを行ないた
い企業が、彼ら自身の文化のやり方を押しつけるのは、大きな間違いだろ
う。私たちフランス人は、彼らより遥か以前には帝国主義者であった、そ
うだろう。私たちはそれがどういうことか知っている。だから、私は、今
こそ再び行動し、「馬鹿なことを止め、民族を尊重し、英語だけでなく、
フランス語を学び、ドイツ語を学び、中国語やアラビア語を学ぶよう」言
う時だと信じている。


 フランスは、ラジオでは英語に反対する法律を作ったが、他のルートに
よって英語は徐々に復活している。フランスの会社の7%が主要言語とし
て英語を使用している一方、多国籍企業は、フランス人労働者に、彼らが
英語を理解できるかどうかにかかわらず、英語で e-メールを送っている。
これらすべてのことは、明らかに、フランス人の誇りを大きく傷つけてい
る。'les business'や 'les managers'のような言葉の使用が敵の前進を
助け続けているとしても、ここでは、誰も、喜んで敗北を認めようとはし
ないが。


 Caroline Wyatt, BBC News, Paris


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